今回は筆者と友人が体験したトラブルをご紹介します。
大きく分けるとスリ・盗み・詐欺の3つ。
だいたいお金が絡みます。
回避する方法もあわせてお伝えしますので防犯対策のお役に立てれば幸いです。
この記事を書いている「ぼー」
海外一人旅が大好きで、気づけば海外で9年間の人生を費やす。
旅の経験から気づいたことをお伝えしますので参考にしてください。
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東南アジアで本当に起こったトラブル
ホテル:カバン預けてお金を盗まれる
フィリピンにて(友人の体験談)
Aホテルチェックアウト。
バックパックをAホテルに預けて観光へ。
15時に荷物を引き取り、つぎの宿泊先Bホテルへ。
夜、カバンに入れた財布から5万円がないと気づく。
Aホテルに問い合わせるが知らないの一点張り。
盗ったのはおそらく従業員。
しかし誰かわからない。
5万円入っていた証拠もなく泣き寝入り。
これは友人の油断が招いたお話です。
荷物を預けるときは必ず鍵をかける。
これを徹底してください。
しかし、どうやら友人はダイヤル式の鍵をかけていたみたい。
数字をひとつズラして。
ダイヤル式は鍵がなくて便利ですがダイヤルズラシは雑になりがちです。
数字をひとつズラすだけでは不十分なので気をつけてください。
ホテル:小銭をくすねる清掃員
タイにて(友人の体験談)
一ヶ月間サービスアパートメントを借りる。
ベッドメイキング・清掃サービスあり。
PCや貴重品を出しっぱなしで出掛ける友人。
ある日、机に無造作に置いた小銭がすくないと感じる。
確かめるため、翌日は小銭の額を確認。
そしていつもどおり小銭を机に置いたまま外出する。
ホテルに戻り確認すると100円ほど減っている。
すぐにオーナーに伝えて清掃員はクビになる。
気づいたのなら盗られないように管理すればいい話。
清掃員が気の毒な気はしますが友人曰く盗みは絶対ダメみたい。
東南アジアでは100円あれば一食たべられます。
盗る気を起こさせない意味でも貴重品は見えない場所に管理しましょうね。
ゲストハウス:貴重品が盗まれる相部屋
タイにて(友人の体験談)
ゲストハウスの相部屋に宿泊。
貴重品を見張るつもりでサイフとスマホを枕元に置いて就寝。
朝目覚めるとサイフはなくなっている。
見えるところに貴重品を置くのは避けるべきです。
相部屋は人の出入りが多く盗難リスクは上がります。
ゲストハウスを利用する利点
- 人との交流
- 安さ
人と交流することが目的でゲストハウスをえらぶ人もいますが「お金に余裕がない・少しでも節約したい」旅人も多く集まります。
貴重品はカバンに入れて鍵をかける。
ワイヤーロックでカバンごとどこかに固定する。
こうするとより安心です。
タクシー:スーツケース持ち逃げ
フィリピンにて(友人の体験談)
空港から目的地までタクシーで移動。
到着後、通常料金の3倍を請求される。
料金メーターがまわっていなかった。
友人は怒って高額支払いを拒否。
そして通常料金をドライバーに投げつける。
タクシーを降りてスーツケースを取りにトランクへ。
するとタクシーは急発進。
そのまま持ち去られる。
ドライバーの顔、名前、ナンバー、タクシー会社がわからず荷物は行方不明。
いくら腹が立っても横暴な態度をしないほうが身のためです。
相手も人間です。
腹がたてば感情で動いてしまいます。
なるべく冷静に対処しましょう。
タクシーに乗ったらまずはメーターチェック。
10年前と比べるとかなり優良タクシーは増えましたが、たまにボッタクリタクシーに出くわします。
大きな荷物がある場合は乗り込む前に確認します。
メーターを使わないなら別のタクシーに。
タクシーを降りるときは後ろを確認してください。
バイクが突っ込んでくるかもしれません。
買い物:切り裂かれるリュック
タイにて(友人の体験談)
人混みのナイトマーケット。
歩いているとリュックを引っ張られる感覚が。
後ろを振り返るとそこにはオッチャンが。
目が合いニコッと笑みを浮かべている。
しばらくすると背中にまた違和感が。
後ろにはさっきのオッチャン。
怪しくなりカバンをみると刃物で切られた跡が。
盗られたモノはない。
睨みつけるとスッと人混みにまぎれて逃亡。
怪我しなくて済んで良かったですよね。
切ってまで盗ろうとする執念はすごい。
リュックなどの背負うカバンは胸の前に!
肩掛けトートバッグやファスナーのないカバンは危険です。
夜道:子供にかこまれスマホ紛失
フィリピンにて(ボーの目撃談)
友人6名と歩く夜道。
後ろから10歳前後の子供が8人ほど走ってくる。
友人Kを取りかこみ、腕や服をひっぱりもみくちゃ。
大人気、嬉しそうな友人K。
子供たちがいなくなりおよそ10秒。
友人Kがとつぜん走り出す。
「Kテンション上がってるね」とほかの友人と雑談。
すぐに友人Kが戻ってきて一言。
「ポケットに入れてたスマホ盗られた!」
子供たちを追いかけたが、姿はすでにない。
貴重品をポケットに入れて起こったトラブル。
カバンに入れていれば防げていたかもしれません。
観光:おもちゃのピストルで追加料金
フィリピンにて(筆者の体験談)
馬車であたりを一周、料金は日本円で400円ほど。
時間は10分ぐらい。
支払い時、馬主から「馬のエサ代」を追加請求される。
追加料金あわせて1,000円ほど。
もちろん断る。
追加料金を払う気はない。
すると馬主は隠したピストル(たぶんトイガン)をチラッ。
しぶしぶ追加料金を払ってその場を去る。
道具を出されるとやっぱり恐いです。
おもちゃだとわかっても「もしかしたら」が頭をよぎります。
- 600円を守り怪我するリスク
- 600円で買える安全
支払いました。
安すぎるオファーには追加料金あるかもしれません。
気をつけないといけませんね。
レディーボーイ:無断で撮影、流血事件
タイにて(筆者の目撃談)
すごくガタイのいいレディーボーイ2人が雑談中。
彼女たちをみた観光客が笑いながらカメラを向ける。
レディーボーイが怒り出し、履いていたハイヒールで叩きまくる。
カメラを持った観光客は血だらけに。
レディーボーイの方はプライド・美意識が高く、強引で、チカラが強い。
このような印象があります。
どこの国でも急にカメラを向けることは失礼にあたります。
レディーボーイ:抱きつかれたらご用心
タイにて(筆者の体験談)
夜10時ごろ。
通りすがりのレディーボーイに突然抱きつかれる。
酔った(フリ)してハグされる。
すごい勢いでカラダを触られる。引き離そうにもチカラが強い。
どうやらポケットのサイフを取り出そうとしている。
ボタン付きのポケットだったのでかんたんには取り出せない様子。
腕をつかんで「ポリス行くぞ!」と叫ぶ。
つかんだ腕を振りほどいて何事もなかったかのように立ち去るレディーボーイ。
暗くなると危険度が増しますね。
人通りが多くても油断できません。
野良犬:野生の本能
ラオスにて(筆者の体験談)
日中、レンタサイクルで街を探検。
路地裏に2匹の野良犬が。
こちらを見るなりすごい勢いで吠える。
威嚇されたので引き返したけど追いかけてくる。
半泣きになりながら全力でペダルをこぐ。
これまでの人生で最も長い1分間。
どうやら縄張りに入ってしまったようです。
そんな野犬を手懐けるためお菓子を持ち歩いて観光しています。
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体験談からトラブル対策を!
実際に「見た・聞いた・体験した」お話しをしました。
書き出してみて、遭遇したトラブルは思ったより少ないと感じましたがいかがでしょうか。
※細かなトラブルは数え切れないほどあります。
日本の「当たり前」と、海外の「当たり前」は違います。
イヤなことが起こるとせっかくの旅行が台無しに。
気持ちを引きずったまま残りの日程を過ごすかもしれません。
もしも望まないことが起こった場合は「旅では想定外のことが起きて当たり前」と意識をかえてみてはどうでしょうか。
このように考えると少しは気が楽になります。
しかし、できるならトラブルは避けたいですよね。
だからこそじゅうぶんすぎるほど対策をしてください。
ポイント
トラブルは未然に防ぐ
運の要素もありますが未然に防げたトラブルは多いと感じます。
- 鍵をしっかりかけて管理する
- 貴重品は持ち歩かない
- 遅い時間に出歩かない
- 危険と言われる場所は避ける
危険なポイントは限られてますよ。