呪文のような専門用語でイヤホンを紹介しているサイトはたくさん。いろいろ調べたけど結局どれを選べばいいかわからない。
対応コーデックが〜なんて専門的な技術を説明されてもチンプンカンプン。
結局のところ「いいの?悪いの?どっちなの?」と悩んだ経験はありませんか?
この記事はただの音好きが正直な感想を述べるイヤホンレビューになります。
実際に購入して一ヶ月使い込んだ感想をお伝えしますのでぜひ参考にしてください。
こんなイヤホン探してました
- 結構良いノイズキャンセリング性能
- イヤホン本体で操作可能
- クリアな通話音質
- そこそこ良い音
- 安くて高性能
結論を先に述べると「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」は低価格・良い音・使いやすい・ノイズキャンセリング性能そこそこ良しのイヤホンでした。
「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」レビュー
選んだポイント
- 2年ほど使えばバッテリーがダメになるのでなるべくお金をかけたくない
- ノイズキャンセリング性能が高いApple AirPods proは価格面で悩む
- BOSEやSonyはイヤホン本体が巨大すぎる
そんな思いで安くてノイズキャンセリング性能に優れたワイヤレスイヤホンを探して出会ったのが「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」です。
早速、感じたままの感想をご紹介します。
ノイズキャンセリング性能
このイヤホンのノイズキャンセリング性能の印象は次の通りです。
ノイキャン性能
- 濁音で表せる音は7割ほど軽減する:(例)「ゴーッ!」「ガーッ!」「ババババッ!」
- 軽くて乾いた音は5割ほど軽減する:(例)「カタッ」「カツン」「コツッ」
伝わりましたでしょうか?
イメージとして重い音はかき消し、軽い音はひろう感じです。
ノイキャンよく効いている場面
イメージ:濁った重い音
- 電車内
- 工事の音
- ガチャガチャした生活音
- ヘリコプターのバタバタ音
- 車のマフラーやエンジン音
ノイキャンあまり効かない場面
イメージ:乾いた軽い音
- 話し声
- アナウンスの音
- BGMのボーカルの声
「人の声」は3割ほど軽減される印象です。
電車のアナウンスはノイキャンONのままで聞き取れました。
音楽を聴いていれば外音はほとんど聞こえないレベルになります。
しかし音を流さずノイズキャンセリングだけで静寂を求めるのなら3万円以上する高級イヤホンでないと満足できないと思うので、その点はご注意ください。
イヤホン本体で操作可能
イヤホン本体で音量調節や前の曲へ戻れてすごく便利です。
専用アプリをダウンロードすると「ダブルタップ」「2秒間長押し」を自分好みに振り分けられます。
写真③:音量調整、曲の前後、音声アシスタント、ノイズキャンセリングのモード設定
再生中に電話がかかってきたらダブルタップで通話可能。
再びダブルタップすると通話終了します。
ダブルタップすると振動が大きいので使用頻度の低い機能を割り振っています。
いろんな場面で使ってみました
場面に合わせたノイキャンモード
■ノイズキャンセリングモード
- 交通機関
- 屋内
- 屋外
- カスタム
■外音取り込みモード
■標準
外音取り込みモードにすると、イヤホンをつけていないような細かなザワザワした音まで聞こえてきます。
よく外音をひろえているのではないでしょうか。
イヤホンをつけたままカフェやお店の店員さんと話す人にとっては便利な機能だと思います。
しかし私の場合、このモードに切り替えるよりイヤホン外すので使う場面はありません。
なのでノイズキャンセリング効果が一番高い「交通機関」を下記のような場面で使っています。
使用場面
- 動画を観る
- 料理中に聞き流し
- 電車で音楽を聴く
- カフェで音楽を聴く
- 音声通話やビデオ通話をする
それぞれ説明します。
ポイント
Android・iPhone両機種で試しましたが、個人的に違いを感じませんでした。
動画を観る
重低音がよく効き迫力あるサウンドが流れてきます。
映画ワンシーンでイスがカタッ動くわずかな物音もひろいます。
耳の奥まで突っ込むタイプではなく、入口を埋めるような装着感は長時間つけても耳が痛くなりません。
耳に優しいイヤホンです。
料理中に聞き流し
料理中はYouTubeやAudibleを聞き流しています。
ほとんどの料理音は聞こえません。
ポイント
- 水道の音
- 換気扇の音
- 肉が焼ける音
- 電子レンジの音
- 食器を用意する音
換気扇の切り忘れが頻繁に発生しています。
電車内で音楽を聴く
周囲の音が7割ほど軽減される感じます。
今は窓を開けて走行しているので結構うるさく感じませんか?
さすが「交通機関」モード、かなりの雑音をかき消してくれます。
「ガタンゴトン」「ゴーッ」「キキーッ」という金属音を大幅削減。
ノイキャン効果を発揮しつつ、車掌さんの音声アナウンスは割とひろうので乗り過ごしません。
カフェで音楽を聴く
静寂とまではいかないけど気にならない程度の音まで抑えてくれます。
人の声をかき消すのは苦手。
会話は聞こえますが、音楽流せばほとんど聞こえなくなります。
ノイズキャンセリングで人の声をほぼかき消したい方、残念ながらこのイヤホンはあなたが求めているものではありません。3万円以上するイヤホンを購入する方が後悔しないと思います。
音声通話やビデオ通話をする
クリアな音質で相手の声を聞き取りやすい。
相手もこちらの声はクリアに聞こえているようです。
通話中も周りの雑音を消してくれて在宅ワークでお世話になりっぱなしです。
不満な点
全体的に満足してますが、唯一の不満は「音飛び」
理由はわかりませんが40分に1回の頻度の割合で1秒ほど音飛びします。
屋内・屋外関係なく音飛びするので、もしかすると私の持っている製品は不良品なのかもしれませんね。
40分に1秒ほどなので個人的にはあまり気になりませんがストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。
でも動画を観ているときは勘弁してほしい
もし音飛び時間がこれ以上長くなったり、発生頻度が上がったりした場合はメーカーに問い合わせます。
購入して真っ先にすること
ポイント
- 耳にフィットするイヤーピースに付け替える
- 専用アプリをダウンロードして聴覚に合わせた音に自動調整する
これらをする・しないで性能が著しく変化します。
耳にフィットするイヤーピースに付け替える
自分に合ったイヤーピースに付け替えを最優先に行ってください。
耳にフィットするかしないかで音質・ノイズキャンセリング性能ともに雲泥の差があります。
イヤーピース交換前
何度もポロッと落ちそうになりストレスを感じていました。ノイキャン効果も弱く、買って失敗と本気で思いました。しかし自分の耳に合うイヤーピースに変え、このあとに紹介する「HearID」で聴覚テストをするとびっくりするくらい高性能なイヤホンへ変貌。
ノイキャン効果を感じなかったのは密封・密着性が足りていなかったから。
密着感が増すほど高性能になります。
付属イヤーピースは9種類あるので自分にピッタリのイヤーピースが見つかります。
ちなみに私のベストフィットはXL
専用アプリをダウンロードして聴覚に合わせた音に自動調整する
まずはアプリをダウンロード。
そしてアプリにある「HearID」で聴覚テストをすると音質は格段にアップします。
高音が聞こえにくいなど人によって聞き取れる音域は異なります。
「HearID」で最適化することで本当の性能を発揮します。
音が聞こえたら「はい」、聞こえなかった「いいえ」を選択していくだけ。
2分もあれば設定できるので、最高の性能を発揮させるため必ず設定しておきましょう。
音質とノイズキャンセリング性能はかなり向上しますよ。
まとめ:「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」はコスパ良いノイキャン搭載イヤホン
自分の耳に合うイヤーピースに変えてアプリで聴覚テストを行い自分に最適化させた途端、音質とノイキャン性能はかなり良くなりました。
このイヤホンの好きなところ
- 長時間つけても耳が痛くならない装着感
- テレワークで大活躍中のクリアな通話音質
- イヤホン本体のタッチで操作可能な利便性
- スタイリッシュでコンパクトなイヤホン本体
- クリアな中高音と力強い低音で聴き心地良い音質
- 重低音の効いた迫力あるサウンドで視聴できる動画
- 騒がしい音が結構消えるノイズキャンセリング性能
これだけ満足する機能を1万円代で手に入るのは正直言ってコスパ良すぎです。
「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」、私は買ってよかったと思えるイヤホンでした。
かんたんに商品説明
- 製品名:Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
- カラー:ホワイト、ブラック
- 重量(充電ケース込):62g
- 再生可能時間(通常モード):最大7時間 / 充電ケース合わせて最大26時間
- 再生可能時間(ノイキャンON):最大6時間 / 充電ケース合わせて最大21時間
- 充電時間:約2時間 / 15分充電すると約3時間の音楽再生可能
- USBポート:Type C
- Bluetooth:Bluetooth5
- メーカー保証:18ヶ月
- 発売年:2021年
- 防水:対応 ※イヤホン本体のみ
- 片耳再生:対応
- ワイヤレス充電:対応