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友達と成田離婚?友達と海外旅行にいってはいけない理由【実話】

突然ですが「成田離婚」という言葉をご存知ですか?

1990年代の言葉で、新婚旅行から帰ったタイミングでスピード離婚するという意味です。

実はこれ、友達と海外旅行にいっても起こる可能性が高いんですよ。

もちろん友達なので離婚は関係ありませんが、すごく仲良しコンビでも帰国後は険悪ムードになるかもしれません

実際に私も体験しました。

私と友人の関係

知り合って20年以上

中学生時代からの知り合い(別々の中学)
同じ高校に通い、同じバスケ部。卒業後もよく遊ぶ。
気心知れた、数少ない友人。

お互いの休暇が重なり海外旅行を計画、5泊6日の台湾旅行。

喧嘩した記憶がないほどの仲良し。
それが海外旅行から帰ると険悪ムードに

この記事では気まずくなる原因と解決策についてお話しをします。

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友達と海外旅行にいってはいけない3つの理由

これは実際に体験した話です。

付き合いは長くお互いのことは知り尽くしてます。

喧嘩は今まで一度もなく、ネガティブな感情を持ったことはごくわずか。
そんな仲良し友達となぜ海外旅行で険悪ムードになってしまったのか。

結論を先に述べると、相手を理解していたつもりが実はわかっていなかったから

どこに行っても仲良くできる。
それが日本で遊ぶときと海外で遊ぶときは違うと体験するまでわかりませんでした。

前置きが長くなりましたが何が起こったのか順に説明します。

思った以上に意見が合わない

意見が合わない理由は大きくわけて2つ

  • 価値観の違い
  • 生活習慣の違い

基本的には「あなたがそうしたいなら、そのプランでいいよ〜」とお互いの意見を尊重する気持ちはあります

価値観・生活習慣の違い

食事

  • さまざまな料理を食べ歩きたい
  • 有名店で食事をしたい

もちろん旅行中はお互いの意見を尊重して屋台と有名レストラン両方で食事をします。

ぼー
屋台で食べ歩き。美味しいものを探し当てたい
食べるなら美味しいと評判なお店・レストランで食べたい

旅行中の食事の楽しみ方が違います。

移動

  • 迂回しながら目的地に行きたい
  • 最短で目的地に行きたい
ぼー
ローカル路線バスで迂回しながら現地の生活を眺めたい
タクシーで快適に!時間をかけずにサッと移動したい

移動の楽しみ方や移動時間の使い方にズレが生じます。
この違いが観光にもあらわれます。

観光

  • じっくり見て回りたい
  • さっさと見て回りたい
ぼー
観光する場所が少なくなってもいいから細部までじっくり観察したい
たくさん有名スポットをみたい。ひとつの場所に時間はかけられない

いろんな場所を回りたい気持ちと、ひとつのモノをじっくり味わいたい気持ちのすれ違いです。

金銭感覚

  • これは高いけど価値がある
  • 値段の割りに面白くなさそう

どこに価値を見出すかは人それぞれ。

ぼー
この体験には金額に見合う価値がある!
この体験はコスパ悪いからやりたくない

どれほど仲が良くても収入・支出・生活環境が違う者どうしの海外旅行、お金の使い方に差が出るのは仕方有りません

活動時間

  • 朝型人間
  • 夜型人間

活動時間にも注目です。
ふだんは夜型人間でも、旅行中はウキウキして朝型人間に変化することも。
もちろんその逆もあります。

ぼー
朝から散歩したい!ホテルの朝食も早めに食べたい
夜はお酒を飲みながらのんびりしたい。朝はゆっくりしたい

早朝から活動したい、夜遅くまでのんびりしたい。
それでも睡眠時間は確保したい・・・

違うとわかっているけど

海外旅行では24時間 X 旅行日数、行動をともにします

寝ても起きても同じ部屋。

帰国して家に帰るまではずっと一緒。

なんとも思わなかったことが気になりはじめる。
長時間一緒にいると「気づかい」が雑に。

そう、「本性」が現れます

裏表なく本音で接していたつもりだったけど、実はけっこう気を使っていたのかもしれません

大切な友達だから。

意見の違いが苛立ちにかわる

お互い言いたいことは伝えるので、だんだん要望が多くなります。

こうして欲しい。

要望が多くなり、「いや、こっちだって我慢してるよ」と思うことが増えます。
お互いに。

  • 洗面台はキレイに使ってほしい
  • ドライヤーは使ったら元にもどしてほしい
  • 足元マットを水浸しにしないでほしい

細かなことが気になります。

そして、「こうして欲しい」要望から「こうして」要求に変わっていきます

ネガティブな感情になると相手の良くない面に目が向きます。
すると不満はさらに増し、また意識することに

悪循環にハマります。

苛立ちが態度に表れる

これまでに溜まった不満が現れます。

  • 些細なことにも反応してしまう
  • 言い方が少し乱暴になる
  • 表情に出る

これはマズイな、と修正したいけど旅行の日程は残りわずか。

今話さなくても、もうすぐ帰国だからこのまま荒波を立てずにいよう」と抑える気持ちになります。

おそらく相手も同じ気持ち

お互いギクシャクしたままの帰国することになり、楽しいはずの旅行はなんだか後味の悪い終わり方

終わりが良くなければ旅行全体の思い出はイマイチな印象になります

「終わりよければ全てよし」、本当にそう思います

後日談

後日、友人と「なんかギクシャクしてたね」という話に。
お互いに謝り、無事にいつもの仲に戻りました。
それでもなぜか言葉では言い表せないモヤモヤした気持ちは消えません
もう一度いっしょに海外旅行にいくまでは消えないかも。

海外旅行前に確認:友達と仲良く過ごす4つのステップ

ここからは友達と仲良く海外旅行を楽しむための準備についてお伝えします

下記の4ステップになります。

4つの心構え

  1. お互いの状況を知る
  2. どんな旅にしたいのか
  3. 何にこだわりたいのか
  4. いくら使えるのか

それでは順に解説します。

まずはお互いの状況を知る

友達のことを理解しているつもりでも実はそう思い込んでいるだけかもしれません

今回の台湾旅行を例にします。

状況を知るために尋ねることは2つ

  • 旅行先の訪問回数
  • 海外旅行にいく頻度

※お互い初めての海外旅行ならこの項目は飛ばしてください。

旅行先の訪問回数

私は台湾旅行3回目、友人は初台湾。

ぼー
有名な観光地のほかに前回行けなかった地域に行ってみたい
台湾といえば!的なことをたくさん体験したい

私は3回目なのでどんなものなのか少し知っています。
それに比べ初台湾の友人が体験することは新鮮なものばかり

自分は慣れていて、友達は慣れていない

この気持ちの違いが考え方や行動に影響します

海外旅行にいく頻度

私が海外旅行にいったのは半年前、友人は2年前。
海外旅行に対する意気込みが違います。

ぼー
夜市にいって観光して。食べ歩きたいなぁ
久々の海外旅行!お金のことは気にせず豪遊するぞ!

このように熱意の差が出ます

ここを理解していなかったので私と友人の行動が噛み合わなくなりました

まずは旅行に対するお互いの意気込みを伝えます

どんな旅行にしたいのか話し合う

お互いの意気込みを知ることで何に重点を置くか、つまり「どんな旅行にしたいのか」を知ることができます

旅のスタイルはいろいろ。

豪快プラン

贅沢に休暇を楽しみたい

高級ホテルに泊まり、エステをうけて、美味しい料理を食べて、ショッピングを楽しみ、観光して。

お金のことは気にせずやりたいことはやろう

のんびりプラン

リゾート地でゆっくり休暇を過ごしたい

予定は詰めすぎず休息がメイン。

ツアーに申し込んだり自然の中でぼーっとしたり。

余裕あるスケジュールで楽しもう

欲張りプラン

じっくり見て回るより次々と体験したい

あれもこれも効率よく。

予定を詰め込み有名どころは制覇したい。

滞在中はできる限り観光しよう

脱ビギナープラン

旅行者の少ない穴場スポットを観光したい

電車を乗り継いで端から端まで移動。

よりローカルな魅力に触れてみたい

個人の状況により旅行の目的は変わります

旅行の目的

  • 久々の海外旅行だからとことん楽しみたい
  • 最近疲れているからリフレッシュ旅行にしたい
  • 以前から行きたかった国なのでたくさん観光したい
  • 何度か訪れている国だから前回と違うことがしたい

どんな旅行にしたいのか話し合い「意識のズレ」を減らします

何にこだわりたいのか聞く

望んでいることがわかったら、つぎは何をこだわるかについて話し合います。

何にこだわりたいかお互い理解します。

こだわりポイント

  • 食事
  • ホテル
  • 観光
  • その国特有のイベント

全部こだわりたいと思いますが「特にこだわるもの」を考えます。
こだわるポイントを明確に。

今回の旅行で「何を一番に考えているか」を伝えます

いくら使えるのか把握する

お互いのこだわりはわかりました。
これらを実現するために旅行の予算について話し合います

いくらまでお金をつかえるか

お互いの収入や貯蓄額は違うので旅行の予算はしっかり話し合う必要があります

まずは「旅行全体の費用」について大雑把に把握。

旅行全体の費用

必ずかかる費用

  • 移動費(交通費、飛行機代)
  • 宿泊費

現地でかかる費用

  • 食費
  • 娯楽費など

「旅行の予算」と「旅行全体の費用」をもとに計画をたてます
どんなホテルに泊まるか、どこに行くか、何をするか。

これまで話し合った「どんな旅にしたいのか」「何にこだわりたいのか」をふまえてお互いが無理なく支払える範囲で決めていきます

しかし、実際は考えているより費用がかさみます。
そんなときでもお互いの予算を知っていれば

あのレストランで食べたいけど、予算的にちょっと厳しいから辞めとこう

無理のない提案ができます。

大切なのは相手を思いやること

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まとめ:やっぱり最後は思いやり

いかがでしたか。

海外旅行前に確認する4つのステップをおさらいします。

  1. お互いの状況を知り、旅行に対する思いを確認する
  2. どんな旅行にしたいのか、望んでいることを確認する
  3. 何にこだわりたいのか、一番やりたいことを確認する
  4. いくら使えるのか、旅行の予算を確認する

一緒に海外旅行したいほど仲が良いですよね。

そんな友達でも旅行期間中はずっと一緒にいると「気づかい」が雑になり、だんだんと自分の本性が現れます

気を許している証拠なので悪いことではありませんが、お互い気をつけないと険悪ムードになるかもしれません

「親しき仲にも礼儀あり」

こうしてほしい!と伝える前に自分ができることはなにか考える。
友達はどんな思いで海外旅行を楽しみにしていたのか

その気持ちは友達にも伝わってますよ。

喧嘩しても素直に謝れて仲直りできる最高の友達。
本当にありがたい存在です

ぼー

今回の体験でさらに絆が深まった!かな?

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