
このお悩みに、筆者が実際に東南アジアでバックパッカーをしていた頃の服装や洗濯方法についてお答えします。
この記事を書いている人
ワーキングホリデー(ニュージーランド1年、オーストラリア2年)、短期留学(フィリピン3ヶ月)、海外現地採用(タイ4年)、海外出張(中国1年、韓国3ヶ月)、旅行(これまでに挙げた国、台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、ラオス、ベトナム、アメリカ)
海外生活:通算9年
シンガポール、マレーシア、タイを陸路で国境越えして「これだけあれば問題ない」と感じた体験をもとにご紹介します。
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陸路旅の服装と洗濯方法
陸路旅ではいかに身軽に動き回れるかが重要になります。
男性も女性も基本的な考え方は同じです。
旅の服
必要枚数のみ用意して、最後は捨てる。
旅に持参するメインバッグ選びも重要です。
筆者の場合はバックパックではなくボストンバッグで旅しました。
ボストンバッグを選んだ理由はこちらの記事で紹介してます。よろしければご覧ください。
-
ボストンバッグで旅する5つの魅力|【東南アジア】海外ひとり旅
続きを見る
それでは早速、陸路旅の「服装」ついてお話をします。
洗濯は毎日手洗いする

はじめに洗濯について話をします。
洗濯は手洗い。
手洗いするメリット
- 毎日洗える
- 荷物を減らせる
- 洗濯費用がかからない
基本はシャワーを浴びながら手洗いします。
手洗いについては下記の記事で詳しく説明しています。よろしければご覧ください。
-
海外旅行中は「手洗い」して荷物を減らそう!洗濯方法と便利アイテムをご紹介
続きを見る
毎日手洗いすることで持参する服が減り、軽量化になります。
そこで、服装も手洗いする前提で考えます。
服の選び方
- 乾きやすい素材
- ストレッチ素材
- シワになりにくい素材
「濡れても乾きやすい素材」は旅に必須条件といえるでしょう。
寝ている間に乾いていると理想です。
それでは衣類について説明します。
陸路旅に適した服装

旅する服について、もう一度お伝えします。
旅の服
必要枚数のみ用意して、最後は捨てる。
ここを意識して服を選びます。
旅を終えるころにお世話になった服を捨ててカバンにお土産用のスペースをつくりましょう。
基本スタイルはTシャツ(またはポロシャツ)、履き心地の良いズボン、履き慣れた靴。

乾きやすい・汗をかいても目立たない・蚊に刺されにくいを基準に服を選びましょう
長袖を着るなど、蚊に刺される頻度を減らす努力は大切です。
デング熱やマラリアなどの感染症に注意しましょう。
筆者が陸路旅した服装
- Tシャツ(ポロシャツ):3着
- Tシャツのインナー:3着
- 長袖:1着
- 帽子:1個
- 長ズボン:1着
- 海パン:1着
- 下着:3着
- 靴下:3足
- 靴:1足
- サンダル:1足
服は現地購入よりも日本で用意することをおすすめします。
理由は、日本で売られているものは低価格でも高品質が多いから。

筆者は「GU」「UNIQLO」「しまむら」で揃えてます
海外で売られている服は「安かろう悪かろう」が多いと思います。
手洗いすることを考えると、日本から持参したほうが安心です。
半袖Tシャツ(半袖ポロシャツ): 3着
筆者の場合、白無地・黒無地を中心に服を選びます。
無地を選ぶ理由はどこの国でも馴染むから。
そして、服は新しく購入せず「日本で着ていない服・捨てるつもりだった服」を持参するといいでしょう。
荷物を減らすために最終日に捨てるので、わざわざ新調する必要はありません。
Tシャツのインナー:3着
メッシュ素材のインナーがあると汗っかきには役立ちます。

筆者はよく汗をかくのでインナー必須です
Tシャツ1枚で汗をかくと目立つ「汗ジミ」を目立たなくしてくれます。
濡れてもすぐ乾き、洗濯もかんたん。
それに部屋着にだってなります。

ホテル内はインナー1枚で過ごしてます
長袖(上着)1着
伸縮性の良いスポーツウェアまたは薄手のウインドブレーカーがあると便利です。
上着をえらぶ基準は「たたんでもシワがつきにくい」
小さく丸めてもシワにならない素材を選びましょう。
長袖が必要な理由
- エアコン対策
- 虫除け対策
- 紫外線対策
1つ目の理由:寒すぎるバスや電車内の防寒対策
ほんとに寒すぎてびっくりしますよ。
急激な温度差によるカラダの冷えを防いで体調管理に役立ちます。

2つ目の理由:蚊に刺されるリスク軽減
季節によっては国境越えするとき、蚊が大量発生しているなかで待つ場合があります。
長袖だけでは防ぎきりませんが、ないよりマシです。

蚊に気をつけてください
3つ目の理由:紫外線対策
赤道付近にある東南アジアの日差しはかなり強く感じます。
日差しや肌老化の原因になる紫外線から肌を守るためにUVカット付きの長袖を用意したいところです。
帽子:1個
帽子も必需品になります。
ポイント
- 紫外線対策
- 寝癖隠し
- 雨除け
長袖の続きになりますが、帽子をかぶることで紫外線対策になります。
それに、寝癖も隠せてとても重宝します。
個人的なおすすめはメッシュキャップ。
メッシュになっているので蒸れは少なく、たたむと小さくなって持ち運びに便利です。

海外へ行くときは必ずメッシュキャップを持参します
雨が降ると髪は多少濡れますが問題ありません。
帽子自体はメッシュ部分がビニール素材なのですぐ乾いて便利ですよ。
長ズボン:1着
履き心地が良くて楽に動けるズボンを選びましょう。
伸縮性があると動きやすいですよ。
そして、東南アジアを観光するなら寺院に立ち寄ろうと考えている人も多いのではないでしょうか。
じつは、短パン禁止の寺院はたくさんあります。
さらに付け加えると、タンクトップ・ノースリーブ・短パン・ミニスカートなど極端に肌が見える服装では入れない寺院は多いです。

神聖な場所には敬意を払いましょう
海パン(水着)1着
男性にむけた話になりますがシンプルなデザインなら海パンでも問題なく街中を歩けます。
海やプールで使うのはもちろん、観光や部屋着としても使えるのであると便利です。
それに、万が一下着をすべて使い切ってしまった場合も海パンで代用できますよ。

短パン代わりに海パンで街中歩いてます
下着3着、靴下3足
下着と靴下は乾きやすさ重視です。
メッシュ素材なら寝ている間に乾きますよ。
旅の靴

「歩きやすくて履き慣れた靴」を選びましょう。
履きなれない靴は靴擦れのリスクがあります。
靴擦れすると、痛みをかばいながら歩き疲労感が増します。
旅の靴選びはとても重要です。
履き慣れた靴:1足
軽くてクッション性の高い、脚にかかる負担が少ない靴を選びましょう。
長時間歩いたあとの疲れ度合いが変わります。

メッシュニットスニーカーかランニングシューズを好んで履いてます
履き心地の良いクツは防水性に優れていないものが多いので、防水スプレーをふりかけておくと安心ですよ。
サンダル:1足
サンダルは室内と外ともに使用頻度の高い万能なアイテムです。
旅の間はクツよりもサンダルで出掛けることが多くなります。

クッション性が高く、かかとをホールドできます。
バイクタクシーにまたがっても落とす心配はありません。
履き心地以外にもクロックスを選ぶ理由はあります。
クロックスの良いところ
- 足の甲が覆われる
- 濡れてもすぐ乾く
- 滑りにくい
足の甲が覆われているので蚊に刺される頻度が減ります。
観光、室内、シャワールーム、そして蚊の対策。
さまざまな面で旅を快適にしてくれるサンダルです。
もしもサンダルで靴擦れするなら、靴下を履けば解決します。
足の甲が覆われているので靴下が目立ちません。
旅に便利なアイテム・洗濯に役立つ小技

ここからはあると便利なアイテムと、洗濯に役立つ技をご紹介します。
便利なアイテム
- カラビナ
- タコ足ハンガー
ポイント
- 早く乾かす小技
- イヤな匂いをとる小技
便利なアイテム
100均で購入可能です。
カラビナ

使用用途:バッグにつけて荷物をぶら下げる
これだけですが意外と便利なんです。
カラビナにひっかけると両手が自由になります。
カラビナにひっかける
- 帽子(メッシュキャップ)
- 袋に入れたサンダル
- 買い物袋
カラビナかなり便利。

小さいカバンとボストンバッグに一個ずつ取り付けてます

歩くたびにぶらぶら揺れますがご愛嬌ということで。
タコ足ハンガー(小)

洗濯物を干す際に大活躍します。
下着、インナー、靴下、ハンドタオル、帽子、そしてTシャツも干せます。
洗濯バサミが8個付きの小サイズで問題ありません。
干す場所
- 椅子の背もたれ
- カーテンレール
- ホテルの備え付けハンガー
- 部屋やバスルームのドアノブ
タコ足ハンガーがあれば干す場所に困りませんよ。
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洗濯に役立つ小技
ここからは洗濯に関する小技をご紹介します。
早く乾かす小技
やり方はかんたん!
洗った衣類をバスタオル(なければフェイスタオル)に挟み、クルクル丸めればOK!
タオルが水分を吸収するので乾きが早くなります。
ポイントは1着ずつ挟んで丸める。
ホテルにバスタオルが一枚しかない場合は、フロントにお願いすると追加でもらえますよ。
自分用と洗濯用にバスタオルを用意しましょう。
イヤな匂いをとる小技
「匂いの発生」は手洗いだと避けては通れない問題。
ホテルの石鹸で汚れを落としても匂いの発生が気になります。
(洗剤を日本から小分けにして持ち込むと匂いは抑えられます)
一度発生した匂いはなかなか消えません。
そんなときに役立つ小技が「熱湯をぶっかける」

小技というより荒業ですね
手順はかんたん!
- 洗面台に栓をする(折りたたみバケツ持参でもOK)
- 匂いのする衣類を入れて熱湯を注ぎ込む
- ぬるくなるまで放置
- 手で触れるようになれば、衣類を取り出して水洗い
- 最後に、タオルにはさんで丸めて時短乾燥
衣類に熱湯はよくありませんが、菌にはとっては驚異です。
これで匂いはほぼ消えます。
捨てて帰る服だからこそ気兼ねなく熱湯を注げます。
部屋にケトルがないときはフロントに相談してください。

まとめ:楽な服装を心がけて、少しの小技で快適にする

いかがでしたか。
今回はシンガポール・マレーシア・タイを陸路で横断して感じた、あって良かったアイテムや楽だった服装を中心にお話しました。
参考になれば幸いです。
旅するあなたへアドバイス
できるだけ現地の人が着る服装を真似る
似たような服を着ると防犯対策になります。
そして、似たような格好をしていると親近感もわくようです。

あなたもぜひお試しください。