
インスタントコーヒーや職場にあるカプセル式コーヒーメーカーで淹れるコーヒーも美味しいけど、本格的な味を自宅で楽しみたい。でも面倒なのはイヤです。
ドリップコーヒーはそんな方にピッタリ。
この記事は、ドリップコーヒーを淹れてみたいけど何を用意して・どうやって豆を買って・どのように淹れたらいいのか悩んでいる初心者の方にむけて書きました。
この記事を読むと
- ドリップコーヒーを淹れるために必要な器具
- お店でコーヒー豆を注文する流れ
- おうちで美味しいコーヒーを淹れるコツ
これらがわかります。
なるべく費用と手間をかけずに美味しいコーヒーを淹れるコツについてご紹介します。
ほんの一手間かけると近所のカフェで飲むコーヒーより美味しい味と香りが自宅で楽しめますよ。
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ドリップコーヒー:用意する器具
次の6つを用意すれば美味しいドリップコーヒーを淹れられます。
美味しくドリップする6つの器具
- ドリッパー(フィルター受け):KALDI
- ペーパーフィルター(濾す紙):KALDI
- 計量スプーン(コーヒー粉を量る):KALDI
- キャニスター缶(コーヒー粉を保存する):KALDI
- 計量カップ(水を量る):百均
- コーヒーサーバー(濾したコーヒーの入れ物):ニトリ
私の場合、器具はほとんどカルディで揃えました。
理由は「はじめてコーヒー豆を購入しようと決めた場所がKALDIだった」から。
その店のコーヒーを買うならその店の器具を使おう!という単純な理由です。

たくさんのメーカーがドリップ用器具を販売しており、オシャレなもの、便利なもの、高性能なものなど種類がありすぎて何を買えばいいのか迷ってしまいます。
こだわりがなければ、ドリップコーヒー初心者の方はコーヒーショップで器具一式揃えることをおすすめします。

カルディならお財布に優しい価格で器具を揃えられます
計量カップとコーヒーサーバーの購入場所が異なる理由は
ポイント
- 計量カップはすでに持っていた(100均で購入)
- はじめはコーヒーサーバーを使わずコーヒーカップに直接淹れていた
コーヒーサーバーを追加購入した理由は、ドリップコーヒーが美味しすぎて一度に3杯分淹れようと考えたから。
要するに作り置きするためです。
キャニスター缶についてはコーヒー豆の酸化や香りの変化を抑えるものなので、密封できればジップロックを代用しても問題ありません。

缶が可愛いかったのでつい買っちゃいました
それでは前置きが長くなりましたが各器具についてご紹介します。
(水を測る計量カップは10ml単位で測れるものならなんでもいいので今回は割愛します)
ドリッパー(フィルター受け)

【KALDI】コーヒードリッパー102(2〜5杯用|プラスチック製)
参考価格314円(税込)
選んだポイント
落としても割れない
落としても割れないのでプラスチック製を愛用しています。
ぶら下げて保管できるからキッチンの狭い私の家では重宝しています。
安価で割れる心配がないこちらの商品は初心者の方におすすめです。
ペーパーフィルター

【KALDI】コーヒーフィルター102(2〜5杯用|100枚入)
参考価格206円(税込)
ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、挽いたコーヒー豆を淹れてお湯を注いでドリップします。
※カップ1杯(140ml 〜150ml)
1杯目は150ml、2杯目は140ml、3杯目は130mlと少しずつお湯の量をかえて淹れると自分好みの味を見つけやすいですよ。
計量スプーン(10g用 / 豆を量る)

【KALDI】コーヒーメジャースプーン(プラスチック製|すりきり1杯で約10g)
参考価格126円(税込)
初心者ドリッパーが美味しいドリップコーヒーを淹れるためには計量スプーン(豆を量る)と計量カップ(水を量る)は欠かせません。
詳しくはこのあとの「ドリップコーヒー:美味しい淹れ方とコツ」にて解説します。
安価な割にめちゃくちゃ便利ですよ!
キャニスター缶(挽いた豆の保存容器)

【KALDI】キャニスター缶
参考価格550円(税込)
個人的な感想ですが、挽いてもらったコーヒー豆は2週間を過ぎたあたりで酸味が増して味が変化しはじめます。
※美味しく飲める期間の目安は挽いてから1ヶ月と言われています。
毎日飲めればいいのですが、忙しい朝はコーヒーを淹れる時間がない状況の方が多いですよね。
だからこそ密封してコーヒー粉を保存する必要があります。
私の保存方法
風味を長持ちさせるために一袋の半分はキャニスター缶に入れて高温多湿を避けて保存、残り半分は袋のままジップロックに入れて冷蔵庫で保存します。こうすることでコーヒー粉が空気に触れる頻度を減らして味の変化を防ぎます。
ジップロック保存の際、できる限り空気を抜くと香りが長持ちしますよ。
なるべく美味しく飲むためにキャニスター缶やジップロックに入れて湿気を防いで保存してください。
私の場合はキャニスター缶のデザインに惹かれて買いました。
カルディ信者になりつつあります。

色は赤・黒・伝説柄から選べます!
コーヒーサーバー

【ニトリ】コーヒーサーバー750ml
参考価格399円(税込)
3杯分以上ドリップするならコーヒーサーバーがあると便利です。
しかし、2杯分(約300ml)なら大きいマグカップに直接淹れても問題ありません。
直接淹れると洗い物を減らせて楽ちんです。
用途に合わせて準備してください。
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ドリップコーヒー:コーヒー豆の買い方(カルディ編)

はじめてコーヒー豆を買うときは注文方法がわからずウロウロしていた記憶があります。

豆の種類いっぱいあるし、どう頼めばいいかわからない
しかし実際はとても簡単。
カルディではたったの3ステップで注文できました。
ドリップ用コーヒー豆の注文
- (レジ横に並んでいる)コーヒー豆の種類を店員さんに伝える
- 店員さんが「ペーパーフィルター用ですか?」と尋ねてくるのでYESと答える
- お会計
このやりとりで1袋(200g入り)手に入ります。
※コーヒー1杯:目安10g = 20杯相当
具体的な商品名を出して説明すると次の流れになります。

リッチブレンドください
ペーパーフィルター用でよろしいですか?


はい
567円になります。豆をお挽きしますので少々お待ちください

95%の店員さんは豆を挽く前提で進めてくれます。
(もし挽き方を聞かれたら「ペーパーフィルター用で」と答えればOK)
豆の挽き方など難しいことは一切尋ねられませんのでご安心ください。
※豆の挽き方には「ペーパーフィルター用」「フレンチプレス用(粗挽き)」「エスプレッソ用(極粗挽き)」があり、圧倒的にドリップする人が多いんでしょうね。
なので基本は「欲しい商品名」と「はい」でドリップ用に挽かれたコーヒー豆を購入することができます。
店頭ディスプレイにはコーヒー豆の特徴や人気ランキングが張り出されているのでドリップコーヒー初心者にはありがたい。

何を買えばいいか迷ってしまった場合は「リッチブレンド(苦味強い)」か「マイルドカルディ(バランスの取れた味)」を選べばOK。
コーヒー豆の特徴
テイストバランス:苦味・酸味のバランス。
ボディ:飲みごたえ。ライト(左)寄りだと軽めのスッキリした味わい、フル(右)寄りだと深くてコクのある味わい。
ロースト:焙煎度合い。浅煎り(左)寄りだとフルーティーな味わい、深煎り(右)だとスモーキーな味わい。
自分が苦味好きなのか、酸味好きなのか、それともバランスの取れた味が好きなのか把握することで次のコーヒー選びの目安になります。

ちなみに私は苦味好きで、酸味は苦手です
コーヒー豆ランキング
こちらの記事で、カルディで販売されているコーヒー豆を苦味好きの目線からランキング形式にご紹介していますので参考にしてください。
ドリップコーヒー:美味しい淹れ方とコツ
器具とコーヒー豆を準備したら、次はいよいよ自宅でコーヒーを淹れます。
基本的な淹れ方について簡単にご紹介します。
美味しく効率の良い淹れ方
- 計量カップで水を量って沸かす(沸騰後は火を止めて1分ほど放置する)
- ドリッパーにフィルターをセットする
- 計量スプーンで挽いた豆を測ってフィルターに入れる
- お湯を注いでドリップする(はじめは30秒間蒸らす)
- 蒸らし終われば少しずつお湯を注ぐ
- お気に入りのコップに淹れてできあがり
美味しく淹れるポイントはコーヒー粉とお湯の比率です。
前提:コーヒー粉とお湯の比率が重要
計量スプーンと計量カップで正確に量ったコーヒー粉とお湯の比率を意識すると、毎回美味しく淹れることができます。
コーヒー粉とお湯の比率が大切
コーヒー1杯分 = コーヒー粉(10g):お湯(140ml 〜150ml)
上記の比率を守るために計量カップ・計量スプーンが必要になります。
ドリップ初心者がはじめに取り組むポイントは自分好みの美味しいコーヒーをいつでも淹れられる状態にすること。
そのためにはコーヒーを淹れる分量の基準をつくることが大切です。

私は濃いめが好きだからお湯の量は少なめです
私が淹れるコーヒー3杯分の比率
コーヒー1杯分 =コーヒー粉(30g):水(420ml)
なんでも目分量で済ます人には面倒に感じるかもしれませんが1度適量を測ってお試しください。
ほんの一手間かけるだけでびっくりするほど美味しくなりますよ。
それでは分量を量り比率を守ることを意識してドリップコーヒーを淹れる準備をしましょう。
1.計量カップで水を量って沸かす(沸騰後は火を止めて1分ほど放置する)
お湯の温度は90度前後が美味しいと言われています。
沸騰したばかりの熱湯を注ぐと挽いたコーヒー豆が焦げて雑な味になります。

でも90度ってどうやって測ればいいの?
このような疑問を持たれるかと思いますが方法は簡単。
沸騰したお湯をすぐに注がず1分間放置するだけ。
放置している間に勝手に適温まで下がります。
その間にほかの準備をして時間短縮を目指しましょう。
2.ドリッパーにフィルターをセットする
お湯を沸かしている間にフィルターの準備をします。


これでフィルター準備完了です。
3.計量スプーンで挽いた豆を測ってフィルターに入れる
さきほど折り曲げたフィルターにコーヒー粉をセットします。

もう一度説明しますがコーヒー1杯分は粉10g、お湯140ml〜150mlとなります。
しっかり量って比率を守る、これこそ最も手軽に美味しいコーヒーを淹れるコツです。
4.お湯を注いでドリップする(はじめは30秒間蒸らす)

はじめにコーヒー粉を蒸らす理由は2つ。
- ガス抜き
- コーヒーを均等に抽出する
お湯を注ぐと、コーヒー豆を焙煎する過程で含まれた二酸化炭素が放出されてコーヒー粉がぷくっと膨らんできます。
蒸らしてガスを放出させることでコーヒー粉全体にお湯が行き渡り、コーヒー成分を均一に抽出することができますよ。

湯量は全体が濡れるくらいの少量でOK
しかし本音を言うと、蒸らすと少し苦味が増すかな?ってなんとなく感じるくらいです。
明確な違いを感じるわけではないので、あまり細かいことは気にしなくていいと思います。
少し蒸らせばより美味しくなる!という思い込みも美味しさの秘訣です。
5.蒸らし終われば少しずつお湯を注ぐ

蒸らし終わればドリッパーの半分あたりまでお湯を注いでドリップしていきます。
ポイントは少しずつ抽出すること。
鍋やケトルでお湯を注ぐと力加減が難しい場合は細口ドリップポットを用意すると便利です。

注ぎ口が激細で均等にお湯を注げるけど掃除が大変なので私は使っていません
6.お気に入りのコップに淹れてできあがり

お気に入りコーヒーカップを用意することは自宅コーヒーを楽しむ大切な工程だと個人的に思います。
視覚・嗅覚・味覚から味わうと美味しさのレベルは桁違いになり、プラシーボ効果(思い込み)が合わさって格段に美味しく味わえます。
「これで飲みたい!」と思えるコップがあなたにとって最高の器。
材質はなんでもいいと思いますよ。
好きなコップで楽しむ
- マグカップ
- グラス
- 陶器
私はグラス製でコーヒーを楽しんでいます。
ぜひお気に入りのコップに淹れて雰囲気を高めてください。
豆知識
濾したあとのコーヒー豆を消臭剤にする
コーヒー豆には消臭効果があります。コーヒーを抽出した残りカスをフィルターのまま2日ほど放置して乾燥させ、乾いた粉を小皿か袋に詰め替えて部屋や玄関に置くとほのかにコーヒーの香りが漂う消臭剤の完成です。
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まとめ:ドリップコーヒーは本格的な味と香りを手軽に楽しめる

ミルで豆を挽いてみたい気持ちはありますが「腕ダルい、時間かかる、後片付け・手入れ大変」というレビューを見てズボラな私は諦めました。
- 仕事の朝はミルで挽く時間はない
- そして休日は淹れる手間・片付ける手間を考えると億劫になることは目に見えている
それでも美味しいコーヒーが飲みたいという想いで簡単に淹れられる方法を探し、最終的にドリップ式に落ち着きました。
とりあえずコスパ重視で器具一式揃えましたが十分満足しています。
もう少し時間にゆとりができてから本格的な器具を買い揃えていこうと思います。

今は「手軽に美味しく簡単に」を優先してます
ドリップコーヒーならほんの少し手間をかけるだけで味と香りが素晴らしいコーヒーを手軽に味わうことができますよ。
あなたもぜひお気に入りのカップに淹れて優雅なひとときを楽しんでくださいね。