突然ですが「ニワトリが先か、タマゴが先か。」という言葉をご存知でしょうか。
ニワトリとタマゴ、どちらが先に存在したのかという謎です。ニワトリがいなければタマゴは産まれない、しかしタマゴがなければニワトリは産まれない。
どちらが先なのでしょうか?
今回は「ニワトリとタマゴ問題」を「幸せと感謝」に置き換えたお話。
「ニワトリとタマゴ問題」をもとに幸せだから感謝するのか、感謝するから幸せになれるのか。実体験で学んだ考え方を残したくなりこの記事にまとめます。
スピリチュアルな話の類になりますが、よろしければこのままお読みください。
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幸せを感じると感謝するのか?
私は2年間のオーストラリアワーキングホリデーが終わってからタイに4年滞在しました。
日本に帰国せず海外で住む方法を探していた頃に縁あって行き着いた国がタイになります。タイに拠点を構える日本のブラック企業で働き身も心もボロボロになった1年目。うつ状態になって逃げるように辞めたブラック企業のあと、運良く現地就職することができました。
前職と比べると幸福度は格段に上がりました。
タイでの新しい生活
- 贅沢はできないがタイではそれなりの生活ができる給与
- 日本では手の届かない水準の部屋に格安で入居できるお得感
- 何時間でも眺めていられる景色のなかで生活できる充実感
人生ではじめて「自分は幸せだなぁ」と心から感じた環境です。
幸せを実感していると瞬間、これまでの環境や出来事の良いこと悪いこと全部ひっくるめて感謝していました。本当にありがたいなって。
幸せを感じ、ありがたいなと感謝する。
感謝していると、いろいろあったけど恵まれている人生なんだと気づく。
なんて自分は運がいいんだろう、幸せな人生だ。
そうして、次の構造が浮かびました。
ポイント
幸せな状態だと、「ありがたいな」と感謝している。
感謝するから、幸せに気づく。
しあわせ、感謝。
感謝、しあわせ。
まるでニワトリが先か、タマゴが先か問題と似ていませんか?
感謝すると幸せを感じるのか?
- 幸せだと感じ、感謝する
- 感謝するから、幸せに気づく
「ニワトリ、タマゴ問題」のように、どちらが先なのでしょうか。
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズが残した言葉に「ニワトリ、タマゴ問題」によく似た例があります。
ウィリアム・ジェームズ
”楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ”
たしかに何も感じていない状態で笑顔を作ってみると少し楽しい気分になれます。
彼の言葉を自分に合わせて都合よく解釈します。
楽しいならどちらが先でもいい。こっちの方が正しいと正解・不正解にとらわれず、どちらの状態も受け入れたい。
楽しいときは笑うし、笑うから楽しくもなる。
どうでしょうか?私の気持ちは置いておくとして
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」を分解すると
ポイント
笑う(行動) → 楽しい(感情)
そして私が感じた
- 幸せだと感じ、ありがたいなと感謝する
- 感謝するから、これまでの出来事があったから今の幸せがあると気づく
ポイント
感謝する(行動) → 幸せ(感情)
「行動 → 感情」は同じだから感謝すれば幸せになれるんじゃない?
感謝(行動)をすれば幸せ(感情)になれるかもしれない
ニワトリ卵で考えると、感謝をすれば幸せになれそうですね。
こんな浅はかな考えからはじまり何事にも感謝するよう心がけました。
- 身近な人
- 環境
- モノ
- 出来事
感謝するたびに、小さな幸せを見つける機会が増えていきます。
「自分はツイてる」と感じるようになりました。そうしてポジティブに物事を見れるように。
幸せを実感するほど気持ちは落ち着いていき、トラブルが起こってもました「こんなときもある」と前向きな気持ちで受け入れるようになりました。心配性でネガティブ思考だった以前の私にはない考え方です。「感謝をすれば幸せになれる」と体験しました。
カラーバス効果
ひとつのことを強く意識すると、それに関連した情報ばかりが目につくようになる状態を心理学ではカラーバス効果というそうです。
感謝の気持ちで生活していると自分にとっての幸せを目にする機会が増えますよ。
幸せになりたいなら感謝することを習慣化する
こんなこと言われても胡散臭いだけですよね。
感謝って、自分が心から「ありがとう」と思ったときに出る気持ちだと思います。イマイチ気分が乗らないときでも心から感謝するためにはどうすればいいのでしょうか。
私なりに考えて実践したことは「ありがたい」という言葉を付け加えることです。
「ありがたいな」を
- 朝食を作ってもらえてありがたいな(起きたらごはん!)
- 自転車に乗れてありがたいな(徒歩は大変)
- 友達といれてありがたいな(楽しい!)
- 一人になれてありがたいな(やりたいことに集中できる)
- 日本に生まれてありがたいな(東南アジアの賃金を知ってから強く感じます)
「ありがたいな」という言葉・気持ちを付け加えるとポジティブな気持ちになれます。
ネガティブな状態よりもポジティブな状態方の幸せに感じる頻度は多いですよ。ネガティブな出来事が起こってしまった場合は無理して「ありがたい」を付け加える必要はありませんが日頃から感謝していると「この出来事も、将来ありがたいと思えるようになるのかな」とすこしだけ前向きな気持ちになります。
なんだか感謝は万能薬のように思えてきますね。心で想うだけでなく感謝の気持ちを伝えることも効果的です。
- 言葉にする
- 紙に書く
- SNSで発信する
- なにかで表現する ← 私はブログで表現します
アウトプットすることで感謝する習慣が身につきます。
「ありがたいな」と感謝して「ありがとう」と気持ちを伝える。人、動物、モノ、環境、もちろん自分自身にも。
そんなこころの在りかたが巡り巡ってまた自分に返ってくる。そうなれば幸せの無限ループです。
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まとめ:周りは幸せで溢れている。何を見るかは自分次第。
これは私が体験した幸せは感謝、感謝は幸せについてお話です。「ありがたいな」という視点を持つようになってからたくさんの幸せに気づくことができました。
ニワトリタマゴ問題と似ていますが幸せが先でも感謝することが先でもハッピーになれるならどちらでもいいです。
感情と欲求に振り回されることは未だにありますが少しずつ「こう在りたい自分」に近づいている気はします。
たくさんの幸せを感じながら生活すると充実感は高まりますよ。